最初は壁ドンではありませんでした。
「騒音苦情が来ています。」
それは管理会社からの連絡でした。
「午後の3時ころに何か覚えがありませんでしたか?」
そのまま管理会社のスタッフは電話越しに質問してきました。
私にはその覚えがありました。
一週間前に引っ越してきた私は家具を組み立てていたのです。
とはいえ、過剰に音を鳴らしたわけではなく、家具を組み立てていれば普通に鳴るレベルを超えたとゆう認識はありませんでした。
その旨を管理会社に伝えてその場は終了しました。
ちなみに自分は過去に警備会社に勤めていたこともあり、騒音の注意に何度も現地に確認に行ったり、住人からの電話等を受けた経験がありました。
その数は少なく見積もっても300件以上は経験しました。
引っ越してから1週間で家具の組み立て音に対する苦情。
心がせまいとかゆう問題ではなく、ちょっと理解できないタイプの人間なのかもしれない。
そんなことをぼんやり考えながら、しばらく過ごしていました。
二回目はしばらくしてからだった。
「とんでもない音がしたと言ってます。」
また管理会社から連絡が来ました。
しかし、まったく身に覚えがなく、困惑しました。
少しだけ思い返せたので、管理会社の人に聞いてみました。
「5分くらい前に空の段ボールを落としましたけど、その音じゃないですよね?」
管理会社の人は少しも考える様子もなく、「いや、違います」と答えました。
そのまま電話を終えて、私は再度考えました。
ちょっと、前回のも含めると、変な人の可能性がある。
ここから割と確信にかわりつつあり、その電話の内容を簡単にメモしました。
奇声をあげながら天井を叩かれる経験
奇声を上げながら天井を叩かれているのに気づきました。
大げさなことはなく、「キエーーーッ!!!」との声が聞こえました。
これは、やばい。
シンプルにそう感じました。
なにせ、夕方6時くらいの話です。
その時自分は動画をYouTubeを見ていました。
しかし、ほとんどの人がそうでしょうが、かなり近くでデバイスの近くで動画を見ていました。
だいたい50cmくらいの近さでしょうか。
そんな近さで見ているのに、奇声上げなら天井叩かなければいけないほど、うるさいでしょうか?
少なくとも自分が騒音苦情があって現地に確認しに行ってそのくらいの音量だったら注意せずに引き上げるレベルです。
ちょっとさすがに細かすぎないか?とゆうか叩くな、奇声をあげるな。
とゆう思いもあり、翌日に管理会社に連絡して注意してもらうことにしました。
管理会社の人に何日前からですか?と聞かれてきづいたんですが、よくよく考えると似た音が数日まえから続いていたのでその旨を伝えました。
実際、次の日からなくなりましたので、効果は多少あったようです。
後にきいたところ電話ではしらばっくれていたようです。その日に直したら嘘バレバレやろ・・・。
と思った記憶があります。
繰り返される攻撃
深夜の3時くらいの話です。
なかなか寝付けなかった自分は寝返りを打ったとき軽く壁に手が当たりました。
そのあとトラブルがあった部屋から壁を叩く音が聞こえました。
今までのこともあり、なんでこんなことをするのか聞きに行きました。
「壁を叩く音が聞こえたから叩いた」とのことでした。
「音は攻撃ではないからやめてくれ。」そう伝えてその場は終わりました。
しかし、その話し合いをした経験がこの後の展開の肝になりました。
様子がおかしい気がする
直接話して感じたのは、様子がおかしいとゆうことです。
話が通じている感じがしません。
都合の悪いことは全部無視して自分のしゃべりたいことだけしゃべっています。
音を出すことを攻撃だと感じているようです。
そしてそれに対して反撃しなければいけないと感じているようです。
実は普段の生活からおかしいかなと思う部分がありました。
湯沸かしボイラーの音に反応して床に転げ落ちるような音がしてきたりして、まさかこの音にびっくりしているわけじゃないよな。さすがにないよな。と思っていたら、3日連続で続き、この人は多分、ちょっと通常の生活がおくれていないのでは?
そうゆう疑問が生まれてきました。
とりあえず、管理会社に壁を叩かないように注意してもらって叩く音は減ったように感じます。
木造アパートなんだから、音は絶対聞こえる。うるさくないなら見逃さないと木造アパートでは暮らせないことを管理会社に伝えてもらうようにお願いしました。これに関しては効果あったのかいまいちわからないままです。
さすがに我慢ができない。もう無理な経験。
もうこれはダメだ。
引っ越すしかないかもしれない。
そう思いました。
ポテトチップスを食べていたところ、「うるさい!!」との叫び声が聞こえてきました。
ちょっと、もう、信じられない気持ちの方が大きかったです。
しかしその後も、椅子によしかかった時の音に「うるさい!!」といわれたりすることが起きました。
これは自分にたいしてはないですが、外の道路工事している音にさえ「うるさい!!」と叫んでいました。
いや、ここで叫んでも減らんよ。と心の中でツッコミをいれながら聞いていましたが。
ちなみに電子レンジの音に反応して床に転げ落ちるような音も聞こえて来たりしました。
あまりに通常ではない様子なので各所に連絡してみる
さすがに変な気がする。
とゆうかもはや怖い。
何らかの身体的な変化が起きている可能性が非常に高いと判断しました。
ただ、どこに連絡していいのかわからない。
いろいろ調べてみた結果、役所の社会福祉課に連絡してみることにしました。
しかし、仮に自分が何か傷害の被害をうけたとかでないかぎり、動けないと言われました。
こればかりは、社会の受け皿が整っていないと残念でした。
職員の人はどうすれば良いかの話はしてくれました。
それによると、不動産管理会社に連絡して、契約時等の緊急の連絡先に連絡してもらい。病院の受診を促してもらうとゆうものでした。
あまり期待できないなと思いつつ、管理会社に連絡してみました。
返ってきた言葉は、
「担当者に伝えておきます。」
大丈夫かよー。
不安だよ・・・。
奇跡的な好判断
アパートの前に車が駐車してありました。
車が邪魔な場合はここに電話をくださいと、電話番号が書いてありました。
なんの用だろうなと思いつつ、コンビニにそのまま向かい、部屋に戻り、買ってきた遅めの朝食をモソモソと食べていたらふと気が付きました。
あれ、そういえばさっき例の部屋からチャイム鳴ってたよな?
よくよく考えると、ちょっとおかしなくらい朝方に訪問者が定期的にいるような・・・。
ちょっと車の所有者確認がてら、もし何か話が通じる人だったら、家族か誰かにつなげてもらえないだろうかと考えて電話してみました。
そうしたところ、電話の持ち主は!!!!!!!
なんと!!!!
訪問看護の人でした。
震える思いでした。
人生で一番早口で状況の説明をしたと思います。
さすがに、個人的な病気のことについてはお答えできないとは言われました。
こちらから聞いてもいませんが、相手も警戒していたのかもしれません。
次回訪問したときに聞いてみますと言われました。
おかげでめちゃくちゃホッとしました。
こんなことあるんだなと空に感謝したい思いでした。
ちなみに訪問看護は様々あり、精神訪問看護等もあるので、もしそうであってくれればさらに嬉しいことではあるが、とにかく医療関係者の方に伝わったのが進歩でありました。
番外編:防音対策してみることに
下の階から小言のような声が聞こえてくることもありました。
動画を見ているとその音にかぶせるように大声を出されたりしました。
そうなってくると、こちらもかなり精神的にまいってきて困ります。
そこで少し、お金をかけて多少の対策をしてみることにしました。
こちら側がお金を出すことは本当に、本当に、本当に嫌でした。
しかし、背に腹は代えられません。
遮音シートと厚めのカーペットを床に敷き詰めました。
こうゆう素材の物は高音に対して効果が大きくなる傾向があるので、相手が女性だったこともあり、わりと効果を感じることがありました。
ただ、あくまで気休め程度ではあります。
さらには自然音やホワイトノイズが鳴る機械を買いました。
防音して、小さくリラックスできる音を鳴らすことにより、小声での文句と思われる音はほとんどシャットアウトすることができました。
金はかかりましたが、やってよかったなと思います。
まとめ
その後、遮音シートをひいたり、カーペット、ホワイトノイズ、ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンの使用等をしているおかげか、あまり小言を聞く機会はなくなりました。
なんかしゃべっているかもしれない。
そう思うことは今でもありますが、ほとんど気にならないまでになりました。
また言われることもあるかなと思います。
その時はまた対処していきたいと思います。
毎日深夜0時を過ぎても部屋でお友達を呼んでのおしゃべりの絶えない人な癖に他人の音には敏感ってのはなかなか腹立たしかったですが、今回はこのくらいでキリが良いみたいなので終わりにします。
ちなみに、自分の部屋の音がたいしたことないのは、自分の主観だけではなく、スマホアプリや音量計測できる機械を購入して確認していました。
同じ悩みを抱えている人がいれば参考にしてみてください。
以上、ヒラマンでした。
