護身術習ったって今時、あまり意味ないんじゃないか。
暴力的な人は減っているし、使う場面はものすごく限定的じゃないか。
そうゆう疑問を持つ人も多いと思います。
自分も上記の理由から、もっと別な習い事させてもらえなかったものかと思うことがあります。
そんな中でも、一応護身術やっていて良かったと思えた場面をいくつか上げてみようと思います。
いじめられない?
護身術をやっていたらじめられないんじゃないかと思う人がいます。
もしかして1980年代くらいならそうだったのかもしれません(その年代の漫画なんかでの知識しかありませんが)
現代では、暴力的ないじめから、「イジリ」に変わり、そこからさらに変化をしていっています。
私が学生時代には暴力的なものはほとんどなく、「イジリ」の時代でした。
当時は、イジメじゃなくて、「イジリ」だからとなんとなく許される雰囲気でもありました。
当然ですが、そのような場面では護身術やっているかどうかはあまり関係ありません。
殴られて、殴り返すとゆうような場面はないわけです。
話でやりとりしている中で、暴力をふるってしまうと、暴力をふるった側が悪いことになってしまいます。
そんな場面では護身術なんてほとんど意味はありませんでした。
手を出された時に意味はあった
段々、やりとりがエスカレートしていく中で、あくまでふざけている雰囲気でした。
蹴りを何発かされたわけですが、特に痛くなかったわけです。
雰囲気もあり、ふざけてるんだと思っていました。
大人になった今、思い返してみると、あれは思いっきり蹴られていたなと気づきました。
普段、練習中なんかに、あんなにも痛くない蹴りをされたことがなかったので当時は全然気づきませんでした。
「何強がってるんだよ」と当時も言われましたが、本当に痛くなく、おふざけだと思って笑ってました。
その時に護身術をやっていることを伝えて、「だから全然痛くない」と言った後からあちらの笑顔が消えていました。
自分は小学1年生の頃から護身術をやっていたので、普通の人が護身術をやることのビフォーアフターをあまり語れませんが、この場面はおそらく、「やっていて良かった」にあたる場面だったのかと思います。
その後、ふざけてでも蹴られることはありませんでした。
より陰湿な方向に変化しただけとも言えますが。
発言が出来る
護身術をやっていると、発言がしやすいことがあります。
「恐れずにガンガン言うよね」とよく言われていました。
これもまた、小さい頃から護身術をやっていたせいか、脅し気味の発言に疎かったです。
「お前、俺が悪いって言うのか?!」とか大声出された時とかも、「はい」と普通に答えていました。
絶対に勝てやしない人と組まされたり、先生と組手をしたりしてた自分は恐れに関して非常に鈍感なわけです。
発言も、よくわからない威圧とかを気にせず、自由にしていました。
このような暴力に恐れずに発言が出来るって言うのが自分の感じた一番のメリットだと思います。
ただ、さすがに現在は声を荒げている人がいたりすると、相手のトーンに合わせて喋るようにしています。
じゃないと社会性が皆無な人間に見られてしまいます。
そうなると、メリットってどこにあるのか?とゆう話になってはしまいます。
悲しい話です。
仕事に活かせる?
自分は仕事に活かせた場面は多少あります。
履歴書
まず、履歴書に書けます。
自分の場合だと、10年以上やったので、間違いなく反応してくれます。
コンビニでバイトした時、夜勤だったこともあり店長は防犯を気にするわけです。
それを期待して採用したと言われました。
そのことを聞いた自分は、ナイフとか相手に素手で勝てと?!と思った記憶があります。
そんなように、なんか過大に評価されてないか?と思う場面もあります。
他に面接を受けた経験は何度もありますが、ほぼ間違いなくそこに触れられます。
自分は大学中退してるので、そのことなんかにも触れられますが、護身術の経験のことの方が何倍も興味を持って聞かれますね。
特に工場のような肉体労働系の人たちにウケが良い気がします。
実際の業務では
実際の業務で活かせることってゆうのは少し限定的かなと思います。
自分の場合は警備会社で働いていました。
そのため護身術の研修なんかもあったわけです。
テストみたいのもありました。
そこでの点数は受けた人の中でトップでした。
しかし、それがあったから給料が増えたとか、そうゆうことはありませんでした。
実際の現場では、危険な場面では警察と同行していたので、使うこともなかったです。
しかし、間違いなく安心感としてあったのは、ここは危険、こうゆう風にこられたら最初の一発すら避けることができない等のことぐらいはわかるとゆうところでした。
警備会社なのに、護身術の経験なんかも研修でやったくらいしかない人よりは少しメリットはあったんじゃないかなと思います。
職業柄、やはりお客さんから、「あなたは何か格闘技やってたの?」と聞かれることがあります。
そんな時に「10年以上経験があります」と答えた時、とてもホッとした顔をされていたのは印象的でした。
これは警備とゆう職業に限らず、警察等々でも同じことだろうとは思います。
しかし、世の中の仕事の数からすると、活かせる場面はとても少ないのでは?と思います。
コンビニや牛丼屋の夜勤、警備会社。
働きたい未来があれば、やってみても良いと思いますが、そんな人は少ないかなと思います。
警察に興味がある人は良いかもしれません。
まとめ
こう書いていると、あまりメリットないんじゃないかなと思われそうですが、実際、自分はそんなメリット感じていません。
それは冒頭にも書きましたが、暴力的な人も少なく、何かを解決するのに、ほとんど役に立たない時代だからです。
使う場面もなく、知られることもほとんどありません。
しかし、それは自分が小さな頃から護身術に触れていたから気づいていなかっただけで、まだまだ自分の知らないところで恩恵を受けていたのかも知れません。
また何かあれば書きます。
以上、ヒラマンでした。