大学を中退すると奨学金の支払いが始まります。
ちなみに、自分の場合ですと、月々17000円の支払いがありました。
大体、大学時代のアルバイトで稼ぐのって多くの人が一桁万円くらいかなと思っていて、僕の例でゆうと多くの月で7万円くらいだったかなと思うんですよ。
その中からいきなり17000円も減るのはかなりきついです。
少しバイト多めにシフトに入って一人暮らしで家賃払っている人なんかはもっと大変だったことと思います。
しかし、大変なのはそれだけではなく、その後の職場選びにも絡んできます。
奨学金のせいで生活できなくなる?!
もしあなたが就職したとします。
大学中退なので高卒の人くらいの収入の会社に入ったと仮定しましょう。
そうなると月18万円くらいの求人が多いです。
手取りで14万5千円くらいです。
一人暮らしするとして、家賃4万円くらいの家に住んだとしましょう。
水道光熱費が1万円くらいで食費が2万円くらい。
とざっくり計算してみます。
- 家賃4万円
- 水道光熱費1万円
- 食費2万円
- 携帯代5千円
- ネット代5千円
- 車ローン2万円
- 燃料代5千円
最近は車ない人もいるかと思いますが、あくまで自分はこんな感じでした。
そしてそこに奨学金が乗っかってきます。
合計すると、122,500円です。
ちなみに遊ぶのに使うお金なんかは入っていません。
食事もコンビニを多用し始めたりすると費用がかさみます。
おそらく赤字の月も出るでしょう。
仕事を選ばなければいけないのに、初任給が低い問題
この辺りで、仕事の給料が高いところを選ばなければ、貯金どころかまともに生活できないことに気づき始めます。
そして、大きな問題に直面するわけです。
仕事を探すのにハローワークに行きます。
まだ働いたことのない人は知らないかもしれませんが、公共職業安定所のことを言います。
無料とゆう理由だけではなく、公共の施設なので求人数も割とあったり、例えば失業した時なんかはここで申請して失業保険なんかをもらうことになります。
いわゆる、社会的にまともと言われるところで求人を探したところ、ほとんどの会社の給料は18万円です。
もちろん他に21万円だったり、22万円だったりと色々あります。
しかし、そこには悲しい文字が書いてあります。
「大卒以上」
ここで最初の中退者の挫折を感じるところでしょう。
給料18万円を避けようとして、給料高いところを探したところ、ほとんどの給料高いところは大卒以上が応募条件となっています。
自分は中退したんだなとヒシヒシと感じます。
しかし、そんなことで悩んでいるばかりではいられません。
奨学金を滞納すると
奨学金の支払いをしなければいけないわけですが、ここで支払いを滞らせてしまうとえらいことです。
ただでさえ高い返済金額をさらに上乗せて返していかなければなりません。
上記の例でゆうと、122,500円に17,000円がさらに追加されます。
そうなると約140,000円になります。
入ってくる金額が約14,500円なのにです。
かなり生活が苦しくなること必須で、この金額の給料で赤字が出るとほんとに取り返しが効かなくなります。
奨学金には、返済が困難な場合は申請できるので、忘れないように申請してください。
仕事もなかなか受からない
仕事はそもそもなかなか受からなかったりします。
もちろん業種や人気度によって違いますが、一社受けてすぐ合格ってのはなかなかありません。
しかも、大学中退者です。
自分くらいだと、「昔はそんな考えだったけど、今はこう」と言えますが、中退したばかりの人にはなかなか好感を得るのは難しいと思います。
当然、一括採用ではないので、就職活動のライバルはすでに社会経験のある同じ年代の人達だったりします。
しかも少なくとも一度は就職活動を経験した人達です。
そんな社会経験、就職活動経験の豊富な人たちに、大学中退したばかりの者が採用を勝ち取るのは簡単ではありません。
そうなると、やはり競争力が必要な給料が高い会社より、平均的な18万円の会社を選ぶことになっていくわけです。
こうやって、奨学金返済に苦しむ人たちの構図が出来上がっていきます。
まとめ
自分の場合は、アルバイトを3つやることでなんと稼いだりしていました。
疲労で相当フラフラしていて、辛かったです。
奨学金の支払いがなければここまで辛くなかったなとも思います。
18万円の給与じゃ足りないなんて書きましたが、実際はもっと少ない求人とかもあるので現実を知るとなかなかきついです。
これから大学を辞めて、奨学金の支払いがくるぞって人は、あまり高い家賃の家を選ばないように注意してください。
自分はその後、寮付きの仕事で働いたりしましたが、それが一番おすすめかなと思っています。
以上、ヒラマンでした。
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